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モスリンと無花果
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10月も半ば、あっという間に毎日が過ぎてゆく秋のこのごろです。
先日、11月のイベントにご協力いただくmuslineのしほりさんから、
すこしずつできてきましたよ〜と連絡があり、モスリンまで夜風をひとっ走りしてきました。
こんな、と手の中からあらわれたのは、かわいらしいサシェ‥*
淡く優しいリネンの手触り、時間の経ったリボンの色合い、イベントのお願いをした7月からイメージを膨らませこつこつと刺してくれていた、小さな刺繍のあしらい‥。
一つ一つみんな違っていて、中にそっと詰められたハーブも、数種類あるのだそうです。
クローゼットの引き出しや仕事机の引き出しに、ポーチにひそませておくと、ふと取り出した時の香りが、気持ちを和ませてくれそうです。
刺繍した小さなものって、さりげないプレゼントにしたら、きっと嬉しい。
ぜひお気に入りのひとつを見つけてくださいね。

しほりさんらしいナイーブなサシェを手にあれこれ浮かべながら、どちらかといえば男気のある(?!)好みの私と星さんとの架け橋は、さてさてどうできるか、楽しみです。

* * *

今日はしほりさんのサシェのことやイベントのメニューを考えながら、今週の買い出しをしないとと外に出ました。
あちこち寄ってジーッと考え、(ああ〜そういえば、こないだしほりさんと一緒の帰り道で寄った店の無花果、美味しかったなあ‥)そんなこと浮かべていると、斜め向かいの八百屋さんから、なんだかいいにおいがする。
ナイアガラの甘い香りに誘われて店をのぞくと、袋にどっさり詰まった、緑色の小さな無花果。
(むむ無花果!!)と見つめていたら、八百屋のお母さんが、甘露煮用なのよ、わたしの煮たの食べてみる?って手招き。食べます食べます!
福島のでね、今年初めて入ってきたのよ〜って嬉しそうにニコニコしてながら、煮方を教えてくれました。
ザラメで煮た無花果の甘露煮は、素直な無花果の味のままでした。
ずっしり買って自転車をフラフラこぎながら、ベルギーの茶色いお砂糖・ベルジョワーズで煮るのはどうかな?サシェにも使っているハーブで香りを添えてもすてきカナァ‥‥
小屋に来た無花果は、コトコト鍋の中です。
by trespetits | 2010-10-12 17:00 | お知らせ
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